今まで脊髄小脳変性症(SCD)、多系統萎縮症(MSA)と診断された患者様をたくさんみて、お喜びの声を多数頂いてきました。
二つの病気は現在の医学では完治はしないとされていますが、
ここでは当院での脊髄小脳変性症・多系統萎縮症に行っている施術などについて説明していきます。
・当院での施術について
当院では『頭皮鍼』という施術を行っております。
頭皮に鍼を刺し、微弱電流を流すことによって、脳神経細胞の活性化や、神経伝達物質の分泌を促していきます。
それによって症状が緩和し、進行が遅れていきます。
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症では脳の委縮によって症状が出現していきます。その萎縮の進行を遅らせるために上記の施術を行います。
・病気について
脊髄小脳変性症とは神経難病の一つで、小脳や、中枢神経(大脳、脳幹、脊髄など)が障害される病気の総称になります。
約30%が遺伝性で、約70%は非遺伝性になります。
遺伝性には最も多いSCA3型(マシャドジョセフ病)やSCA6型、歯状核赤核淡蒼球ルイ萎縮症(DRPLA)などがあります。
非遺伝性には多系統萎縮症《1.オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA)、2.線条体黒質変性症(SND)、3.シャイ・ドレーガー症候群(SDS)》や、皮質性小脳萎縮症などがあります。
症状としては障害される部位によって異なりますが、下記の症状が多いです。
① 小脳症状
ふらつき、歩きにくさ、しゃべりにくさ、字の書きにくさなど
② パーキンソン症状
動きが遅くなる、歩幅が狭くなる、方向転換時に転びやすい、表情が乏しい
③ 自律神経症状
起立性低血圧、立ちくらみ、失神、頻尿、失禁、汗をかきにくくなり体温調節が難しくなる
④ 錐体路症状
筋緊張亢進、手足のつっぱりなど
・患者様へ
残念ながら現在の医学では完治することや、進行を止められる治療は見つかっておりません。ただし、はじめにも書かせて頂きましたが、今までたくさんの脊髄小脳変性症・多系統萎縮症の患者様をみてきました。
病気が治るわけではございませんが、進行が遅れたり、症状が緩和されている患者様も多くいらっしゃいます。
どうしても脊髄小脳変性症・多系統萎縮症という診断が出てしまうと、苦しく、つらいお気持ちになってしまい、お家から出られず寝てばかり過ごすというお声も聞きます。
まずは当院にお越し頂いて一緒に出来ることを探し、向き合っていきましょう。
少しでも状態が良くなり、患者様の笑顔がみられるような施術を目指しております。
ぜひ一度お気軽にご連絡ください。